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はじめましてのご挨拶

JOURNAL 2024.08.05

宮島 吉範

宮島 吉範Yoshinori Miyajima

 皆様、初めてお目にかかります。今回から、『らくコネ』で連載をする機会をいただきました有限会社あかばね動物クリニックの宮島と言います。千葉県出身で、実家は普通のサラリーマン家庭です。学生時代は麻布大学で栄養学研究室に所属していましたが、飲み会ばかりしていました。縁あって、あかばね動物クリニックに入社し25年。ずっと同じ場所で勤務しています。本当にたくさんの良い経験も、しなくてよい経験も積んできました。趣味と言える趣味はないのですが、たまに奥さんと居酒屋や蕎麦屋を巡ったりします。それだけ聞くと仲が良さそうですが、家ではほとんど会話がないので(娘とも)、そのぶんこの場を借りていろいろとお話をしていこうと思います。

 素晴らしいお仕事をされている獣医さんがたくさんいるなかで、私のような獣医師が連載(月に2回という高いハードルを課せられて)なんて、大変おこがましいと思うのですが、皆様がお仕事の間、スマホを触るついでに気軽に読める文章を心がけ、それでも少しだけお役に立つ情報を盛り込みながら、ネタの続く限り書いていこうと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

 私が勤務する「有限会社あかばね動物クリニック」は渥美半島という愛知県東部の半島の真ん中あたりにあります。私も大学在学時に実習で来るまで、渥美半島の存在を知りませんでした。この半島の先端には伊良湖岬という岬があり、「台風情報のときにその名前を聞くな」程度の知識しかありませんでした。

 当クリニックはそんな場所にある診療所で、現在14名の獣医師で仕事をしています。大動物の診療所としては結構な大所帯です。私自身が担当するのは乳牛・肥育牛(主に交雑種)・繁殖和牛ですが、クリニックでは豚のコンサルティングも充実しており、獣医師それぞれが得意分野を持って、お互いに切磋琢磨しながら高い目的意識のもとで仕事をしています。

 乳牛においては診療・繁殖検診・搾乳立会・人工授精・受精卵移植・コンサルティング・OPUなどを行なっています。酪農家の皆様のお役に立てることなら「なんでもやります!」というのがクリニックのスタイルです。

 たくさんある仕事のなかで、最近の私の仕事は、市内外の酪農家での繁殖検診、そして県外の酪農家でのコンサルティング業務が中心となっています。車で4時間以内が圏内です。仕事よりも運転の時間が長くなり、腰の痛みや足の痺れなどが悩みの種です。

 大動物の獣医師として仕事を始めて、4半世紀になります。自分なりにさまざまな困難と闘ってきました。

 次回からは、なぜここで仕事をするようになったか、そしてどんなことと闘ってきて、現在は何と闘っているのか、について愛知県の酪農事情を交えながら、お話を進めていこうかと思います。

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PROFILE/ 筆者プロフィール

宮島 吉範

宮島 吉範Yoshinori Miyajima

千葉県の一般家庭に生まれる。麻布大学 栄養学研究室を卒業後(有)あかばね動物クリニックに入社し獣医師として25年。現在は、乳牛・肥育牛(主に交雑種)・繁殖和牛を担当する。乳牛においては診療・繁殖検診・搾乳立会・人工授精・受精卵移植・コンサルティングなどを行なう。趣味は妻との居酒屋や蕎麦屋巡り。

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