全国酪農青年女性会議と全国酪農業協同組合連合会は7月18〜19日、愛知県名古屋市内で「第51回全国酪農青年女性酪農発表大会」を開催した。全国から盟友ら400名以上が参加した。経営発表の部と意見・体験発表の部でそれぞれ6題ずつの計12題が発表された。
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　経営発表の部で最優秀賞・檜垣賞を受賞したのは西日本酪農女性会議の筒井省悟さん。筒井さんは岡山県真庭市で、第三者継承によって新規就農。就農後はカウコンフォート改善のために牛床マットの交換や換気扇の増設、ウォーターカップの設置など牧場設備の更新に取り組み、牧場の環境整備に力を注いだ。また繁殖成績向上に熱心に取り組み、乳牛の健康状態の記録と見える化で牛群成績と繁殖成績を引き上げてきた。
　現在は経産牛1頭当たり年間乳量1万534kg、乳脂肪分率3.90％、乳蛋白質率3.26％と組合内でも高い産乳成績を誇っている。
　母校である中国四国酪農大学校では学生向けにヘルパー研修を行なうなど、地域の後継者育成にも力を入れている。
　筒井省悟さんの第三者継承への道のりや現在の取り組みについては、本誌2024年6月号p.46「ルポ特集：新規就農への道のり」で詳しく紹介している。