
ほかの牧場の様子や取り組みを知りたくても、なかなか視察に行くことができないーー。そんな生産者さんの悩みに答えるべく、Dairy Japan編集部が現地に取材に行き、ライブ配信で視察ツアーを行ないました!
視聴者からは、「ここどうなってるの?」「ここの」取り組みは?」などリアルタイムならではの質問を寄せていただき、現地に行かずとも有意義な視察をすることができました。 切り抜き動画をご紹介します!
どのような牛を搾乳ロボット群に揃える?
同牧場では長年改良に取り組んできており、近年は搾乳スピードを重視していました。牛群が揃うまでは「乳量は多く出るが搾乳スピードが遅い」という牛をロボット群に残していましたが、ロボット全体の稼働効率を考えた結果、短いサイクルで搾乳できたほうが良いことがわかり、思いきってロボット軍から外すという選択をしました。
考える一つの指標として、搾乳スピードというのは搾乳ロボットをマネジメントするうえで重要なポイントとなるようです。同牧場では、1回の搾乳に20分近くも費やしてしまう牛は、いくら個体乳量が高くでも、別で(アブレストパーラーや繋ぎ牛舎)で搾ることにしているそうです。初めは「乳量はたくさん出ているのに」と思ったそうですが、思いきって群から外すことで良くなったとのことでした。
PROFILE/ 筆者プロフィール

前田 真之介Shinnosuke Maeda
Dairy Japan編集部・北海道駐在。北海道内の魅力的な人・場所・牛・取り組みを求めて取材し、皆さんが前向きになれる情報共有をするべく活動しています。
取材の道中に美味しいアイスと絶景を探すのが好きです。
趣味はものづくりと外遊び。