Jミルクは、「牛乳でスマイルプロジェクト ミルクフェスin豊洲」と題したイベントを11月15日(土)、東京都江東区の豊洲公園で開催します。昨年まで「土日ミルクフェス」と題して開催していたイベントを、今年は「牛乳でスマイルプロジェクト」のもとで全国の酪農乳業関係者が一体的に取り組む国産牛乳乳製品の需要拡大活動のキックオフイベントとして、さまざまな食品などの業界とも連携して行ないます。
▼日程:2025年11月15日(土)10:00~16:00(雨天決行)
▼会場:豊洲公園「花木とモニュメント広場」(東京都江東区豊洲2丁目3−6)
▼料金:入場無料 ※一部販売あり
▼主催:一般社団法人Jミルク
▼協力:一般社団法人中央酪農会議、一般社団法人日本乳業協会、全国農業協同組合連合会、全国酪農業協同組合連合会、全国農協乳業協会、全国乳業協同組合連合会、一般社団法人全国牛乳流通改善協会
▼後援:農林水産省、独立行政法人農畜産業振興機構
▼詳細:https://milkfes2025.jp/
当日の主な内容は、こんな感じです。
「牛乳でスマイルプロジェクト」メンバーによるブース出展
牛乳・乳製品の試食販売や牛&ミルクグッズの販売、牛乳・乳製品とペアリング商品などのサンプリング、牛乳販売店宅配カーの展示、骨密度測定、スキムミルクを使ったパン作りが体験できるコーナーなどが登場します。
本物の牛さん親子に会える!酪農家とお話ができるエリア
酪農家による丁寧な解説付きで、本物の牛さん親子を目の前で見ることができます。
※ 安全のため、牛に直接触れることはご遠慮いただいております。あらかじめご了承ください。
47都道府県の牛乳&ヨーグルト飲み食べ比べ
全国各地の酪農乳業関係者が選んだ「47都道府県の牛乳とヨーグルト」が豊洲に大集結!各地域の味の違いや魅力を飲み食べ比べできるコーナーです。
※ 試飲・試食となります。また、商品は地域によっては県産品ではなくその地域で販売されている商品となります。

※写真は、昨年開催の「土日ミルクフェス2024」のものです。
さて、「牛乳でスマイルプロジェクト ミルクフェスin豊洲」(昨年までは「土日ミルクフェス」)は、ずっと11月に開催してきています。なぜ11月? もちろん理由があります。それは「毎年冬春は生乳の需要が落ちる時季だから」です。
以前にも紹介したことがありますが、このグラフをごらんください。

それぞれ都府県の1日当たりの数字をグラフ化したものです。夏場は「(牛乳の)需要が多いが、それに対して(都府県だけでは)生産量は少ない」ことがわかります。逆に、冬場は「(牛乳の)需要が少なく、生産量が需要を上回っている」ということになります。
こうした「生乳需給の季節変動」にぴたりと合わせて生乳生産量を調節するなどもちろん困難なので、冬春の需要拡大が必要です。酪農乳業界の長年の課題です。とくにこの5年間ほど、物価高をはじめさまざまな要因で経営が厳しくなっていますので、安定的な生産を続けていくために今まで以上に強力な“出口対策”が求められています。……と、カタいことを申し上げましたが、フェス当日は多くの酪農家さんも参加される予定です。ぜひ、ご関心のある方は覗いてみてください!
PROFILE/ 筆者プロフィール
一般社団法人Jミルク
酪農・乳業に加え、牛乳販売店の団体など、計23の正会員、95の一般・特定賛助会員(個人を含む、2024年4月現在)でつくる業界団体です。おもに、生乳・牛乳乳製品の需給や生産流通の安定、牛乳乳製品の栄養や健康に関する啓発、学校給食などを通じた牛乳の飲用習慣の定着、国際機関との連携や情報交換、およびそれらの理解促進や広報などを行なっています。最近は、酪農乳業の歴史に関する資料の収集や調査なども行なっています。事務所は東京・お茶の水にあります。




