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水本牧場ブログ11:微生物利用によるメンタルコントロール

JOURNAL 2024.11.06

 こんにちは!

 前回に引き続き、農場での微生物利用についてご紹介します。うちでは給飼後や搾乳後、しばらくすると全頭がズラリと寝ることがよくあります。

一列皆ズラリと寝ています。離乳後の牛を繋ぎ牛舎の環境に馴致させるために、一時的に移動しています。これはまた別の機械にご紹介します。

牛に余裕を持ってもらう

 私の農場では、牛達に「寝てもらうこと」が重要だと考えています。

 そのためには、牛達の精神的な安定が必要です。精神的な安定があれば、余裕が生まれ、「余白」ができると考えています。その「余白」があることにより、多少ストレスがかかることがあっても、牛達は受け止めて対応できると思います。余裕や「余白」がなければ、鳴いたり暴れたりと異常行動が起きて、事故や治療をしなくてはならない事例になるケースが起こるかもしれません。

 最近は「ストレスフリー」「ストレスをかけない」などとよく耳にしますが、実際は完全にストレスがかからないようにすることは、無理な話です。

 「ストレスフリー」などの考えは人側からの意見であり、牛達は実際ストレス受けていると思うので、ストレスに対応できる牛達を作ることが重要だと考えています。

健康がすべての基本

 精神的に安定している牛達を作るには、まず健康的で体力があり、強い牛達を作る必要があります。健康的であれば、牛達自体が自信に溢れ、精神的な安定、余裕ができると思います。

 健康的な牛達を作るには、当然ですがエサを食べ、反芻をするための胃腸の消化・吸収の効率性が重要だと思います。

 そのために、生菌剤を使用した微生物利用が良いと考えています。微生物を利用することで、胃腸の活動をサポートして、効率性を向上することができます。

 生菌剤を使い、胃腸の消化・吸収をサポートして、健康的で強い牛達を作ることで、精神的に安定して余裕や「余白」が生まれ、日頃のストレスにも対応できれば、ゆっくり寝ることに集中できる牛達になるのではないかと考えています。

 私は、性格診断ツールMBTIでは、16タイプの中でINFJの「提唱者タイプ」なので、提言や提案をするような投稿が多くなるとは思いますが、「こういう考えをしている人がいるんだ」という程度で、読んでもらえると幸いです(MBTI診断、結構面白いので皆さんもやってみてください)。

微生物資材の参考にご覧ください!

株式会社アイデコム
https://i-decom.com

株式会社セイワ
https://www.seiwa-net.co.jp

PROFILE/ 筆者プロフィール

水本 康洋

水本 康洋

1983年、別海町の酪農家生まれ。
北海道立農業大学校卒で、帯広市の酪農ヘルパーを経て、実家に就農。
その後、実家を離れ、浜中町にて研修後、2016年4月に新規就農し、現在に至る。

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