Dairy Japan抜粋記事

最高の牧場を作る最強のチームの作り方7

JOURNAL 2026.06.29

Dairy Japan編集部

Dairy Japan編集部Dairy Japan Editorial Department

「経験と勘」を見える化してスタッフの成長に

〜牧場経営の現場で、このようなことはありませんか?〜

エサ作りのデータはとっているけれど活用しきれていない気がする
「エサ作りはベテランの職人技だから、ほかのスタッフには任せられない」と属人化に悩んでいる……。

 経営者がスタッフの「能力」を客観的に評価したり、特定の業務の属人化を防いだりするのは非常に難しい課題です。
やる気やセンスといった、目に見えないものをどうやって仕組みに落とし込めばいいのでしょうか。

 その解決策として、朝霧メイプルファームの丸山純氏が実践する「データを用いた職能評価とエサ作りのデータ化」の取り組みを、大人気シリーズ「最高の牧場を作る最強のチームの作り方7(Dairy Japan2026年7月号)」からご紹介していきます。

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◼️「やる気・根性・牛への愛」をデータで客観的に評価する

 一般的にスタッフの「能力」といえば、積極性や経験値など、客観的に評価するのが難しい領域になりがちです。しかし、本連載のテーマであるチームビルディングの観点から丸山氏は、データを用いることで
「スタッフの職能を評価し、具体的な目標設定を目指すアプローチ」を提案しています。
データがあるからこそ、スタッフが自らの能力を高めていける環境が整うのです。

◼️「ベテランのセンス」を言語化し、エサ作りの属人化を防ぐ

 では、具体的にどの業務をデータ化していくのでしょうか。
本誌では、とくに属人化しやすい「エサ作り」の事例をあげて解説しています。

「自分がやらないと、翌日の残飼が増えたり乳量が下がったりするから人に任せられない……」
という悩みは多くの牧場で聞かれます。
しかし丸山氏は、エサ作りこそデータ化によって「人に任せられるようになる分野」だと述べ、要素を二つに分けて記録しています。

作業に関わるデータ:攪拌時間、PTO回転数、給飼時間、作業時間など
品質に関わるデータ:全飼料の投入量、残飼量、乾物摂取量(DMI)、水分量、切断長など(図1)

図1 TMR切断長のデータ 作成者やエサ調製者が切断長を調査することで技術を磨く

 長年の経験で培った「ベテランのセンス」の多くは、こうした細かなデータによって言語化・数値化できるもの。全員が同じ品質のエサを安定して与えられる強いチームを作るためには、このデータ収集が必須となります。

◼️最後に

 ベテランの酪農家になるためには通常であれば長年の経験が必要です。
しかし丸山氏はデータこそがその経験値の差を一気に埋めてくれるのと同時に、どのような状態が「正解」なのかをわかりやすく教えてくれるツールになると述べています。

 経験に頼らない、スタッフが育つ「仕組み化」をどうやって進めるべきなのか?
「ベテランのセンス」を数値化するリアルな現場を知りたいときは、ぜひ「Dairy Japan2026年7月号」を読んでみてはいかがでしょうか。

▼詳しくは「Dairy Japan2026年7月号」に掲載しています。

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