
ご挨拶
皆さん、こんにちは。
このたび2025年7月末、株式会社ファームエンジンを設立いたしましたのでご報告します。
代表取締役は私、大塚優磨(株式会社シン・ベッツ 代表取締役)が務め、以下の4名と共にスタートします。
株式会社丸勝 小林悟
株式会社丸勝 中川昌弘
株式会社シン・ベッツ 大塚理恵
株式会社デーリィ・ジャパン社 前田真之介
ファームエンジンの理念は、「農家と共に理想の未来に向かって走ること」。
農家さんの“やる気”、“作業効率”、”経営”というエンジンに火を付ける存在でありたいと考えています。
まずは農家さんや酪農・畜産の関係者の皆さんに貢献していきます。その第一歩として、新たにラジオ番組『FarmEnJineラジオ』を開始しました。
記念すべき第1回は、番組開始のご挨拶と共に『教えて悟さん』と題し、飼料設計やカウコンフォートに精通する小林悟さんから、私(大塚)が学ぶ形でお届けいたします。
農家さんの挑戦を支え、酪農経営の明るい未来を共に切り拓いていけるよう、
メンバー一同、力を合わせてまいります。
今後ともご指導・ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
以下、動画の内容一部ダイジェストです。
🐄 「食べる・飲む・寝る」を邪魔しない
牛が健やかに過ごすために大切なのは、シンプルに 食べる・飲む・寝る。
でも現場では、この当たり前の行動が意外と奪われてしまうことがあります。
例えばパーラー搾乳時。処理能力と牛の数が合っていないと、牛が長時間待たされ、1日のうち数時間も拘束されてしまうことも……
「本来必要な時間をどう確保するか」──これがカウコンフォートの大きなポイントということです。
🦟 サシバエがもたらすストレス
もう一つの注目ポイントがサシバエ。
夏の終わりから秋にかけて大発生し、牛を刺すことで休めず立ちっぱなしに。せっかく過ごしやすい季節でも、これでは台無しです。
実際に訪れたなかでサシバエ被害の少ない牧場では、牛舎の周囲がきれいに管理されており、ハエの影響が少なく、逆に雑草が茂ったままの牧場では牛が強いストレスを受けていました。
「牛舎周りを清潔に保つことが、こんなに差を生むのか!」という気づきは現場ならではのリアルな学びです。
🔑 牧場ごとに違う“制限要因”
カウコンフォートを考えるうえで共通していたのは、「制限要因は牧場ごとに異なる」ということ。
待機時間かもしれないし、サシバエのような外的ストレスかもしれない。
だからこそ、自分の牧場で何がボトルネックになっているのかを観察し、改善していく姿勢が大切だということです。
小林さん、ありがとうございました!
このような形で酪農の気になる話題をどんどん更新していきますので、お気軽にコメント、お問い合わせをお待ちしています!
PROFILE/ 筆者プロフィール

大塚 優磨Otsuka Yuma
株式会社FarmEnJine代表。
「酪農業界にエンジンをかける」をモットーに、栄養・繁殖それぞれの専門的視点での酪農経営の課題の洗い出しや、酪農経営のゴール設定、など、「本当に酪農家を豊かにする」ためのサポートを行なう。
スタートアップの企業につき、Youtubeで酪農に役立つ情報を公開中