らくコネでブログを掲載いただいている株式会社Kalm角山の川口谷社長に、農場の中を紹介していただきました。
Kalm角山は、飼養管理頭数1000頭(経産牛約500頭)、出荷乳量6800tの牧場で、搾乳ロボット8台で飼養管理をしています。らくコネ編集部の前田真之介が、取材した様子を写真とともにご紹介します。
まずは入口。農場HACCPとJGAP認証を取得している同牧場では、防疫対策を徹底するための動動線や段取りが整っています。
「確かに」と思ったところがこちら。
入口をよく見ると、牧場ではあまり見かけない警備会社のステッカーが。「生乳は牧場の商品であり貴重な資産。これを守るということも重要な考え」と川口谷社長は教えてくださいました。
続いて牛舎に続く廊下スペースです。ここで毎日スタッフ全員が集まってミーティングを行ないます。
「牧場では今何が起こっているか」日々の状況の共有を欠かしません。
Kalm角山の牛舎レイアウトは、中央の給飼通路を挟み、搾乳ロボットが4台ずつ並列になっています。
バーンスクレーパー、エサ寄せロボットも稼働しています。
搾乳ロボットは2015年に稼働したとのことで、9年が経過しています。
以前の記事でもご紹介しましたが、最近導入したソーカーシステムです。
敷料にはもみ殻とコーヒー粕を使用しています。コーヒー粕は、コカ・コーラとのコラボで、大量に廃棄されるコーヒー粕を敷料として再利用しています。
他産業の企業とも多く関係を持ち、幅広く事業を展開している川口谷社長ですが、「なぜ、そんなに多くの協力者と連携できるのか?」と尋ねたところ「一つは、積極的な発信をすること。日頃の活動から、今考えていること、実現したいことなどをどんどん発信していく。もう一つは、発信する場所を多く持つこと。酪農業界内だけでなく、異業種との交流する機会にも積極的に顔を出して自身の知見を広めると同時に幅広い関係を持つことで、ひょんなことからご縁につながる」と答えてくださいました。
酪農業という看板を背負いながら、一企業の経営者としてそのような活動をされているのが、同牧場発展の原動力の一つとなっているようです。
続きはまた次回、ご紹介いたします!
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PROFILE/ 筆者プロフィール
前田 真之介Shinnosuke Maeda
Dairy Japan編集部・北海道駐在。北海道内の魅力的な人・場所・牛・取り組みを求めて取材し、皆さんが前向きになれる情報共有をするべく活動しています。
取材の道中に美味しいアイスと絶景を探すのが好きです。
趣味はものづくりと外遊び。