千葉県の八千代市畜産協会は、同市の株式会社 加茂牧場で6月23日、「八千代市酪農体験学習」を開催した。当日は定員の30名が参加した。同市の担当者によると「募集してからあっという間に定員に達した」と大人気の様子。参加した子ども達とその家族は、普段なかなか立ち入ることのできない牧場での雰囲気を楽しみ、哺乳やエサやり、搾乳などを体験した。乳牛を間近で見た参加者からは「大きい」「かわいい」「少し恐い」など、さまざまな声が飛びかっていた。牧場での体験を終えた後は、近隣のやちよ農業交流センターに移動し、バター作り体験を行なった。
同牧場代表取締役の加茂太郎氏は「八千代市民のなかには市内に牧場があることを知らない人も大勢いる。こうした取り組みを通じて、少しでも酪農について理解を深めてほしい。それが、われわれが都市部で酪農を続けられることにもつながる。また子ども達には、乳牛に触れて、食の大切さや命をいただくことのありがたみを感じてもらいたい」と話した。
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小川諒平Ryohei Ogawa
DairyJapan編集部。
1994年生まれ、千葉県出身で大学まで陸上競技(走り高跳び)に励む。
趣味はサッカー観戦。
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