公益社団法人 北海道酪農検定検査協会などは、2026年2月26日および27日の2日間、札幌市内で検定事業に関する二つの研修会を開催する。

26日に開催される「2025年度 検定員中央研修会」は、道内の検定事業を円滑に推進するため、酪農経営に関する総合的な知識の習得と関係者の意識共有を図ることを目的とする。厳しい酪農情勢下における牛群改良や飼養管理の高度化、検定情報の重要性について、現状報告や優良事例の紹介、特別講演が行われる。

27日の「2025年度 検定情報活用研修会」では、生産現場における検定情報の活用方法および関連技術の習得を通じ、生産ロスの低減を目指す。ゲノミック評価値の具体的な活用方法や、新しい検定成績表の活用ポイントについて、専門的な知見の共有が図られる。

開催概要は以下のとおり。

2025年度 検定員中央研修会

日時 2026年2月26日（木） 13:30 ～ 17:30（受付12:30～）

場所 共済ホール （札幌市中央区北4条西1丁目 共済ビル6階）

研修内容

1. 優秀検定員表彰式（乳用牛群検定全国協議会）
2. 「北海道における検定事業の現状と今後の展開～普及事業の視点から～（仮題）」 講師：北海道農政部 生産振興局 技術普及課 主任普及指導員 中村 亘 氏
3. 検定農家優良事例「農場経営と石狩地区の検定事業の今後（仮題）」 講師：有限会社小林牧場 代表取締役社長 小林 紀 氏
4. 特別講演「先人たちはいかに酪農危機を乗り越えてきたか」 講師：株式会社酪農乳業速報 監査役 髙宮 英敏 氏

主催 公益社団法人 北海道酪農検定検査協会、乳用牛群検定全国協議会

2025年度 検定情報活用研修会

日時 2026年2月27日（金） 9:15 ～ 12:30（受付8:30～）

場所 ホテルモントレエーデルホフ札幌 13階「ベルヴェデーレ」 （札幌市中央区北2条西1丁目1）

研修内容

1. 「生産現場でのゲノミック評価値の活用について」 講師：一般社団法人ジェネティクス北海道 改良部 遺伝分析課 主幹 藤元 郁子 氏
2. 「新しい検定成績表の活用ポイント」 講師：酪農学園大学 獣医学類 動物生殖学ユニット 教授 中田 健 氏

主催 公益社団法人 北海道酪農検定検査協会

その他

• 対象：検定組合、地区連合会、農業改良普及員、検定加入農家、その他酪農関係者
• 参加費：無料（旅費・宿泊費・駐車料金等は各自負担）
• 詳細・申し込み：下記の協会ホームページより確認できる。 https://www.hmrt.or.jp/archives/news