
~酪農経営者の健康管理にオルニチンと腸内改善~
仕事を続けるには、まず自分が元気でいること
酪農は365日休みのない仕事です。毎日牛と向き合い、体力勝負な場面も多いなかで、自分自身の健康をどう守るかは、とても大切な課題です。私が就農以来、体調を崩すことなく働けているのは、妻の食事管理のおかげなのは間違いないのですが、自分なりの健康管理を続けてきたからでもあると感じています。
今回は、私が実践している健康維持のための取り組みを二つご紹介します。
オルニチンとは?疲労回復の味方
一つ目は、「オルニチン」です。
オルニチンはアミノ酸の一種で肝臓に働きかけ、疲労回復や肝機能のサポートに効果があるとされています。しじみやきのこなどに多く含まれていますが、私はサプリメントで補うようにしています。
何かの広告でも「オルニチン」と言う言葉を目にしたことがある方も多いのでは無いでしょうか?
オルニチンの主な効果はこちら
- 疲労回復・体力維持
- 肝機能のサポート
→肝臓は、栄養素の代謝、老廃物や有害物質の解毒、アルコールの分解など、重要な役割を担っています。アルコール摂取や高カロリーな食事などで負担のかかった肝臓の健康維持には良いとされています。 - 筋肉の維持・成長(成長ホルモンの分泌を促進)
- 睡眠の質向上
30代から取り入れ始めましたが、今では1日中体力が持続するようになり、疲れにくくなったと実感しています。
腸内環境を整えると、心も体も調子がいい
もう一つ大切にしているのが、「腸内改善」です。牛の健康管理でも腸内環境は重要視していますが、私にとっても同じです。
免疫の大半は腸に集中していると言われており、腸内環境が良いことが自分の健康につながると考えています。
腸内環境を良く保つためには、腸内細菌の働きを助けるプロバイオティクス(乳酸菌・ビフィズス菌など)やプレバイオティクス(食物繊維など)を意識して摂るようにしています。 ちなみに私は、以前にもご紹介した生菌資材「moocal-700」を自分でも飲んでいます。

https://www.soil-shibecha.com/
健康は、経営の土台
酪農経営では、牛の健康管理が当然のように重要視されますが、それを支える人の健康も同じくらい大切だと感じています。自分の体調が安定してこそ、精神的な余裕も生まれ、良い判断や行動ができる。つまり、人の健康管理も、経営の安定に直結すると私は考えています。
オルニチンと腸内環境の改善という、ちょっとした工夫かもしれませんが、これが日々のパフォーマンスを支えてくれています。
牛のためにも、自分のためにも、毎日を元気に過ごすための「投資」として、ぜひ健康管理を見直してみてはいかがでしょうか?