とある牧場の哺育管理を紹介:十勝CW牧場奮闘記5
JOURNAL
皆さんお久しぶりです。セントウェルのかずです! 前回から大変間が空いてしまって、すみません。また少しずつ投稿していきますので、たまに読んでいただけると嬉しいです! これから十勝CW牧場の各ステージでこだわっている部分や作業をお伝えしていきます! まずは哺育のこだわりからです。この哺育管理は当牧場にアルバイトで来てくれていた「はなさん」が投稿していきますので楽しみにしていただければと思います。
哺育管理のこだわり
今回から数回に分けて、当牧場で行なっている哺育管理についてご紹介していきます。 第1回は「丈夫に育てるための最初の管理」ということで生まれた直後の子牛の対応についてです。
……電話が鳴りました。
子牛が生まれたようです。

まずは初乳の準備を行ないます。 冷凍保存してある初乳を4L(5L)分取り出し、丁寧に温めていきます。(初乳については、また別の記事で詳しく紹介します)。
シャワーで温め・子牛をきれいに
その間に、子牛は母牛から離し、ロボット牛舎へ運びます。 到着後すぐに、温かいシャワーで全身をしっかり洗浄していきます。
こちらが実際にシャンプーをしている様子です。 温度を手で確認しながら、温かいお湯で身体を流し、ぬめりや汚れを落としていきます。とくに口元やへその緒周辺は、細菌感染を防ぐため丁寧に洗います。
また、鼻や耳に水が入らないよう注意しながら、子牛が安心できる姿勢を保ち、転倒しないよう身体を支えながら進めていきます。
最初は寒さで震えていた子牛も、身体が温まるにつれて徐々に震えが収まり、しっかり立てるようになってきました。
シャワー後はバスタオルを2枚ほど使い、暖かい空間で水気を十分に拭き取ります。顔まわりやお腹の下を中心に耳の中までしっかり乾かすことで体温低下、中耳炎を防ぎます。
身体が刺激されることで、徐々に動きも活発になり、「飲みたい」という反応も見られるようになります。
その後、ヨードチンキによるへその緒の消毒を行ない、アイアン(鉄剤)、ESE(ビタミン剤)、ビオスリータブレットを投与します。
生後直後は免疫もなく菌が身体に入りやすく体温調節もできない非常にデリケートな状態です。そのため生後直後の管理は、その後の発育や健康状態、その牛の未来を左右する非常に気をつけなければならない管理のひとつです。だからこそ、1頭1頭の状態を見ながら細かく確認し、丁寧な対応を心がけています。
それでは次に、初乳を与えるための準備へ進んでいきます。
次回「初乳をたくさん飲んでほしい」ということで、初乳の飲ませ方を紹介していきます。お楽しみに。
