Dairy Japan抜粋記事

最高の農場を作る最強のチームの作り方2

JOURNAL 2026.05.19

Dairy Japan編集部

Dairy Japan編集部Dairy Japan Editorial Department

マニュアルの本当の目的は能力開発のみではない
その本質はチームビルディングにある。

〜こんなお悩みはありませんか?

・マニュアルをどうやって作ればいいかわからない
・どこまで詳しく書けばいいのかな?
・せっかくマニュアルを作ったのに役に立っている気がしない……

朝霧メイプルファームではマニュアルを単なる「業務の手順書」とは捉えていません。
今回も大人気シリーズ「最高の牧場を作る最強のチームの作り方2(Dairy Japan2026年2月号)」からご紹介!
マニュアルに対する固定観念や思い込みを根底から覆す、生きたマニュアル作りについて丸山氏(朝霧メイプルファーム(有) 代表取締役)が提唱します。
ぜひ「生きたマニュアル」でスタッフを導き、最強のチームを築いてください。

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◼️マニュアルは「チーム」のためにある

 一般的にマニュアルは「作業の平準化」や「能力開発」のために作られます。
しかし、本当に機能するマニュアルには「利他精神の醸成」という視点が欠かせません。

・「自分の丁寧な仕事が、次に作業する仲間の負担を減らす」という視点を持つこと。
・チーム全体の生産性と雰囲気を高めるためにマニュアルを運用する。

この目的の認識こそ、誰もが働きやすくなる組織を作る第一歩となります。

◼️納得感を生む四つの柱と具体的根拠

マニュアルを構成する要素として、筆者は以下の4点をあげています。

  1. 流れや順番      → 迷いをなくす
  2. 作業品質の合格ライン → 到達すべき基準を明確にする
  3. 作業の安全性     → 事故を防ぎ、仲間を守る
  4. 大切にしていること  → 行動の優先順位を示す

下にある「図 フレッシュ牛管理マニュアル」の「目標到達時間」の設定は、単なるノルマではなく「作業の平準化」を図るための合格ラインとして機能しています。
重要なのは作業の背景にある「理由」を明記することです。
例えば「ロック解除が遅れると牛が疲れ、怪我のリスクが高まる」という記述。
背景を知ることで手順は「納得感のある行動」に変わり、スタッフの自発的な動きを引き出します。

図 フレッシュ牛管理マニュアル

◼️マニュアルの合格点🟰最低限のライン

​ 「感覚が大事」、「俺がマニュアルだ」という現場のベテランの声は、最初から100点の完成度を求めてしまうことから生じます。
マニュアルの合格ラインとは、「最高の職人技」ではなく「最低限守って欲しい下限」のこと。
まずは60点のラインからスタートし、スタッフの成長とともにその合格ラインを高くしていく。
最初から完璧を目指さないことで、教える側も教わる側も心理的ハードルが下がり、現場で「生き続ける」仕組みへと進化していくのです。

また、マニュアルにおける「作業の安全性」は非常に重要です。
一歩間違えれば重篤な事故につながりかねない酪農現場において、マニュアルで危険箇所、危険作業について共有することは、機械作業がある工場等で行なわれるKYT(危険予知訓練)と同様の効果を期待できます。

◼️最後に

マニュアルを読むこと自体がスタッフの危険に対する感受性を高める訓練にもなるのです。
マニュアル作りの本質、神髄、醍醐味。
その全貌と現場を劇的に変える具体的な手法は、ぜひ「DairyJapan2026年2月号」で確かめてみてください。

▼詳しい実践方法は『Dairy Japan 2026年2月号』に掲載しています。
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