誌上展示会

MENOGLU

JOURNAL 2026.05.13

Dairy Japan編集部

Dairy Japan編集部Dairy Japan Editorial Department

届けるエネルギー、補給の新常識。

“エネルギー不足”が生産性を左右する

 今回ご紹介する製品は、『MENOGLU(メノグル)』というグルコース(ぶどう糖)のルーメンバイパス製剤で、乳牛の第一胃で微生物に分解されずに、直接小腸へ届くように加工された製品です。
 まず、グルコースは生物にとって重要なエネルギー源です。皆様も、体調を崩して体力が弱った時にぶどう糖の点滴を経験されたことはありますでしょうか? 乳牛にとっても、エネルギー源として利用されるだけでなく、免疫反応や乳糖の合成など、さまざまな生理機能に関わる重要な栄養素です。
 しかし、分娩後の乳牛はグルコースが不足しやすい状態になります。泌乳や炎症反応によって必要量は増加する一方、採食量は低下するため、必要量の十分な給与が難しくなります。この需要と供給のエネルギーギャップが、乳量の低下やケトーシスといった生産性の低下につながることが考えられます(図1)。
 こうした不足を補うために有効な選択肢の一つとなるのが、バイパスグルコースです。

図1 フレッシュカウにおけるブドウ糖の必要量と供給量

ダイレクトに届けるエネルギー補給『MENOGLU』

 『MENOGLU』は、ルーメン(第一胃)で分解されにくく、小腸まで効率的にグルコースを届けるバイパス加工が施されています。MENON社の試験では、ルーメンバイパス率80%以上、小腸での吸収率90%以上という結果が報告されており、効率的なエネルギー供給が期待できます。給与した際には、ピーク乳量の向上や体細胞数の低減といった改善が期待されます。今回記載したデータでは、試験期間中は対照区より平均1.7kg/日の乳量増加が見られました。さらに注目すべきは、給与停止後も2カ月間にわたり平均1.5kg/日の乳量増加効果が持続しており、短期間の給与で長期的な生産性向上が期待できます(図2)。
 グルコースの補給は年間をとおして重要です。しかし、ヒートストレス下では、脂肪よりもグルコースを優先的に利用する傾向があることが報告されています。そのため、とくに夏場での使用を推奨しております。
 ぜひ、『MENOGLU』が暑い夏を乗り切るための一助となれば幸いです。

図2 泌乳早期におけるMENOGLUの影響

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