こんにちは。べつかい酪農女性プチサミット実行委員の三原です。
北海道の東側、生乳生産量日本一を誇る別海町で、10月9日に「べつかい酪農女性プチサミット2024」を開催しました。一昨年から開催しており、3回目となる今年は、酪農産業に従事する方や酪農関連企業の方々、約150名にご参加いただきました。会の様子をお伝えいたします!
本会では、女性が携わることの多い「子牛の哺育」に焦点を当て、専門家の先生お二人(日本農産工業株式会社 上田理紗さん、株式会社ファーム山口 山口鮎美さん)による基調講演、トークセッションなどをとおしてスキルアップを図るとともに交流を深めました。
上田さんには、子牛の飼料開発や顧客牧場の栄養マネジメントなどに関わってきた経験をベースに、子牛の哺乳管理のポイントを資料や写真を使い、わかりやすく説明していただきました。
山口さんは、ご実家の牧場に就農後、試行錯誤の末にたどり着いた独自の哺育方法をご紹介。また、今年の本サミットのテーマでもある「子牛と向き合う、自分と向き合う」にちなみ、子牛に向き合ううえでの自分自身の気持ちの持ち方などについて熱くお話しいただきました。
また、酪農関連企業や牛をモチーフにグッズ制作している方々にブース出展いただき、会場を盛り上げていただきました。普段なかなか会う機会がない企業の担当者とお話ししたり、製品について質問ができたり、可愛らしいグッズを購入できて、大変有意義な時間を過ごせたのではないかと思います。
昨今、さまざまなコストが高騰し、酪農業界は厳しい環境が続きますが、実行委員一同皆さんにお会いできる日を楽しみに1年間準備してきました。講師の先生のお話や、参加者同士の交流がそれぞれのスキルアップ・モチベーションアップにつながれば嬉しいです。
皆さんに「ぜひ参加したい!」と思っていただけるようなイベントの企画を考えますので、来年もまた笑顔でお会いしたいと思います。
PROFILE/ 筆者プロフィール
前田 真之介Shinnosuke Maeda
Dairy Japan編集部・北海道駐在。北海道内の魅力的な人・場所・牛・取り組みを求めて取材し、皆さんが前向きになれる情報共有をするべく活動しています。
取材の道中に美味しいアイスと絶景を探すのが好きです。
趣味はものづくりと外遊び。